「礼」について

   

財団法人 全日本空手道連盟の「空手道指導の手引き」に「礼」について以下のように記載されております。
○ 武道と礼
我が国の武道における「礼」は、スポーツにおける行動の仕方とは異なったとらえ方がされる。武道では、試合などにおける激しい攻防の後、まだ心理的な興奮が治まっていないときでも、その興奮を抑えて、正しい形で丁寧な礼を行うことが求められる。礼を重んじ、その形式に従うことは、自己を制御するとともに相手を尊重する態度を形に表すことであり、その自己制御が人間形成にとって重要な要素であると考えられているのである。
また、勝敗については
○ 武道と勝敗
スポーツの試合では、勝者がその喜びを敗者の面前で身体で過大に表すことがあるが、武道ではこのようなことは慎むべきこととされており、相手に対する思いやりが極めて重視される。
武道における試合を行う者の関係は、「道」(人間としての生き方、在り方)を共に学び合う仲間同志であり、敵と味方という対立的なものではないという考え方がある。自分が勝つことのできた試合が成立したのは、共に学び合う相手があったからであり、さらに互いが目指す目標は「道」を極めることであって、試合の勝敗にこだわることは慎むべきことであるという考え方が重視されている。

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